ぬか漬けを始めて約半月、分かったことがある。
こいつは「漬ける」とか「混ぜる」とかではなく「飼育」だ。
始めたのは2018/10/17。
記念日だったとか動機付けがあったわけではなく、ただ単に生の糠が手に入ったからその次の日にはタッパーを買って始めた。
ぬか漬けはぬか床を作るところから始まる。
ぬか床というのは、糠と塩と昆布、唐辛子を入れて水を加えながら混ぜれば完成する。
簡単な幕開けである。
とはいっても、ぬか床を仕上げるためには「捨て漬け」と呼ばれる作業を二週間ほど最初にしなければいけない。
くず野菜を入れて毎日二回混ぜて、数日おきにそれを交換する作業。
最初ながらなかなかの関門。
これがぬか漬けの酸っぱさや独特の味わいの元になっている。
さらに菌が落ち着いて安定した味を得るには、半年は漬けながら様子を見ないといけない。
200年以上も続くぬか床もあるらしい。
ゴールは遠いどころか無い。
中には完成されたぬか床の状態で売ってるものもあって、そいつを使えばもちろんすぐに最高の各種ぬか漬けを楽しむことが出来る。
だが、糠があったからただ始めた僕には関係ない。
むしろ、聞きたくない話。
ここは「最初から自分の味を作る楽しみ」という一点で突破していくしかない。
捨て漬け期間を終えて、最初にきゅうりを漬けて食べた。
まだ浅漬けといった感じだが、美味しい。
ぬか漬けのことをもっと知りたい。
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