ぬか漬けを始めて半年と少し経って、ミズノのぬか漬けは死んだ。
少しの気の緩みはぬか漬けには許されている。ダメになったかに思えてもしっかり混ぜてやったり塩分や水分量を調節する事で様子を見てやれば美味しくいただける状態にはなる。
皆がそうしてきたと各所ブログ等で拝見してきた。
しかし、それも季節や場所によるのだろう。
猛暑の中では決して気を抜いてはいけなかった。
俺は反省している。
容器を変えたのも良くなかったのかもしれない。
調子に乗って、タッパーから中くらいの漬物つぼに入れ替えていた。
俺は形から入りたいタイプなので気分は上がっていた。
しかし、タッパーの方が確実に扱いやすく、面倒な時にはさっと冷蔵庫に入れておけた。
反省してもぬか漬けは戻らない。
カビの生えた灰色のぬか床には、手をたった1日加え忘れただけでなってしまうようだ。
底の方は大丈夫かと思ったが、匂いがひどかった。
ビニール袋に泣く泣く全てを移しオサラバする。
今までは1日忘れた程度では特に問題はなかった。
確かに暑い日だった。金沢は湿気も多い。
以前から少し調子が悪くなっていたのもあると思う。
俺は気づいてやれなかった。
近いうちにまた始めようと思う。
しかし、初心には帰らない事にした。
無印良品のぬか床パックなる奴が優秀らしい。母も最近それでぬか漬けを始めたと聞いた。
やはり冷蔵庫に入るサイズの方が現代人には良いだろう。
それを使ってみようと思う。
今ある漬物入れはまた一からやる気持ちになったら使おうと思う。
俺はぬか漬けは好きだが、毎日の一手間が苦手な男だった。