宇宙人は本当に存在するのか?【理論4説】

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※この記事は2016/09/15に個人ブログにて公開したものを再掲したものです。

始めに

僕はSF、特にフィリップ・K・ディックなんかが好きだったりするんですが、彼の話にはそんなに宇宙人がメインで出てくるような話は殆どありません(短編にはあった気がする)。
主に、現実の体制や頭の中で起こっている思考思想の脆さ、をテーマにしたSFが多いんですよね。

とはいえ、宇宙人のことはちょっとは気になるわけです。


すると、思うわけなんですが、今後、僕らの世界で宇宙人と出会うのかどうか、って。
単純な疑問ですよね。


結構前に有名なイギリスの物理学者、ホーキング博士がディズカバリーチャンネルのドキュメンタリーで、宇宙人の存在の有無について聞かれた時に

「宇宙にある多くの惑星だけではなく、惑星別にも生命体が存在するのがほとんど確実だ」

と答えたということが少し話題になりました。

科学的な裏付けではなく、宇宙めちゃくちゃ広いしとんでもない数の星があるんだから宇宙人いるって考えたほうが普通だよね、っていうことなんですが、

これだけ偉大な方がこう推論してるわけですから、信じてもいいよなー、とは思うわけです。


ここで大きな疑問が、、、

じゃーなんで人間は宇宙人に会ったことないの?

フェルミのパラドックス

フェルミさん

これは非常に真っ当な疑問で、「フェルミのパラドックス(Fermi paradox)」として知られています。

1950年、フェルミさんは同僚と昼飯を食べている時に

Where is everybody?

「あいつらはどこにいるんだ?」とこれだけ宇宙人が存在する可能性が高いにもかかわらず未だどの種の宇宙人も地球に来た痕跡がないことに対して疑問を投げたらしいです。
以前から、あった議論ではあったものの「宇宙人の有無」に関してだけのシンプルな問いにしたということで、フェルミさんの名前が冠せらているようです。

ずーっとある話題にも関わらず、未だ宇宙人は現れず(地球外知的生命体探査プロジェクトSETIもサインは受け取っていません)、多くの仮説をのこしたままなのです。

それらのほんの一部を紹介します。

仮説

サインに気付いていない説

これは、わかりやすいですよね。

宇宙人は存在してサイン(信号)は発せられている。

けれども、時間軸や生命活動の仕方が根本的に違うためだったり、どこかの機関に隠されているため、人間といった生物に擬態しているため等の理由で、理解できない又は見つけられていないだけだ、ということですよね。

例えば、

眼に映る形として存在しているような宇宙人ではなく意識として存在しているからわからないだとか。

宇宙人にとっての1秒が我々にとっての100年に相当するから信号に気づかない。

だとか、そういうことを含めた説です。

少し陰謀論っぽいですね。

グレートフィルター理論

グレートフィルターというのは生命体が高度な知能を得るために必ず乗り越えないといけない「壁」のようなものです。

で、その壁を乗り越えるのは極めて稀なケースで基本的には無理だという理論です。

ここでいう高度な知能というのは今の人間の知能とうわけでは必ずしもありません。

そして、ここで二つの考え方があります。

人間はグレートフィルターを乗り越えた

人間はとんでもない奇跡の上で存在するラッキーな知的生命体で、他の惑星にも生命体は存在するが、人間のような知的レベルにある生命体は存在しない、という考えです。
これは「レアアース仮説」とも呼ばれています。

人間はグレートフィルターを乗り越えていない

人間は未だ高度な知的生命体には達していないため、サインを受け取ったり残すことはできない、という考えです。
もし今後乗り越えるとしても、隕石の衝突や核戦争といった大きなファクターが必要になるため、今の時点では無理ってことですね、

かなり昔に来たけど、最近は来ていない説

前から都市伝説のように言われていますが、
・巨大古代遺跡は宇宙人によって作られた
・多くの神話に出てくる神々は宇宙人のことである
・宇宙人によって類人猿から人類へと進化した
・人類は宇宙人の子孫
といったもので

宗教的な話にも通づる部分はありますね。
残念ながら、多くのものはまゆつば物だと感じてしまいますね。

この説の中には、
フェルミパラドックスに対する最初の回答、つまり昼食中の同僚の回答があって
「昔ハンガリー人に多くの優秀な人がいたためハンガリー人が宇宙人である。」
というハンガリー人宇宙人説(これはジョークの説)も含まれています。

面白い。

この世界は仮想現実である説

これは言わずもがな『マトリックス』。
コンピューターの作る世界を生きているだけだから、その世界に他の知的生命体は不要、という考えです。
最初に戻りますが、本当にフィリップ・K・ディック的な仮説ですね。実際、『マトリックス』は彼の小説の影響を受けた作品だと言われてます。

おしまい

と、ここまでつっこみたくなるよう説も含めてよく言われているものを紹介しました。

が、実際いるかいないかなんて科学的根拠がないと何とも言えないのが現実です。

それでもどこかに僕らと同じような、あるいは僕ら以上の知性を持った存在がいるかもしれない、というのはそれだけで夢が膨らみますよね。

ちょっと前にロシアの電波望遠鏡が「HD164595方向からの強い信号」を観測したとして、宇宙人ではないか、と推測しメディアを賑わしました。
http://wired.jp/2016/09/04/seti-signal-not-aliens/
しかし、多くの科学者が宇宙人ではない、と推測し、残念だったなーなんてことがありましたが、それが宇宙人によるものではない、と断定できるわけではありません。

もっと宇宙研究が進み、宇宙人との接触に成功するのが先かもっとITの研究が進み、人工知能が人間を越えるのが先か

僕たち人類はそのライフスタイルや考え方にそろそろ大変革が必要なのかもしれませんね!

SNSのフォローと音楽の視聴をお待ちしています。。。。
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