「アラカルト・カンパニー」は若いスタッフの、若いキャストによる、若い人のためのホンモノ・シネマヌーヴォーなのだ。

目次
作品情報
タイトル | アラカルト・カンパニー |
監督 | 太田圭 |
制作年度 | 1987 |
制作国 | 日本 |
出演者 | 今井美樹 尾美としのり 原田芳雄 嶋大輔 |
脚本 | 太田圭 |
音楽 | 中川俊郎 |
ジャンル | ドラマ |
備考 | DVD未発売 |

あらすじ・解説
早乙女吾郎の原作を太田圭が脚色・監督した青春映画。撮影は「ちょうちん」の鈴木達夫。
パリを旅行中の浅野雄一と山尾鈴香は、国際コンサルタントの早乙女という中年男と一緒に、邦人相手の便利屋を始めることに。最初は失敗続きの彼らだったが、水漏れ修理、犬の散歩、ベビーシッターや引越など、ありとあらゆる仕事を引き受け、事業を軌道に乗せていく。引越の手伝いを依頼してきた日本人留学生の茜に一目惚れした雄一だったが、彼女にはいつも違うフランス人男性が付き添っていた。しかも茜はフランス語をマスターするまで日本人とは付き合わないと言う。茜のことが気になりながら仕事を続ける雄一だったが、ある日、茜から荷物を運んでほしいと依頼を受けた。
https://www.allcinema.net/cinema/
感想
パリが舞台の日本映画。
実際の経験を元に脚本が作られているらしく、パリで生活する当時の日本人の姿を感じることができる。←就職斡旋所にボラれる浅野雄一(尾美としのり)
路頭に迷っていた主人公は原田芳雄演じる謎の男に助けられ、仕事を紹介される。そこには、今井美樹演じる山尾鈴香がいた。
「アラカルト」というのはフランス語で、「いろんな種類が入っている」という意味があるらしい。
日本人相手の「アラカルト・カンパニー=よろず屋」で生計を立てながら、パリで暮らす若者三人。←仲間の山崎鈴香(今井美樹)と岡本隆彦(嶋大輔)
作中の三人はパリにいながらほとんどフランス語を話すことができない。
日本人のコミュニティの中で様々なやり取りが全て完結できてしまう感じが妙にリアルだ。
よろず屋への依頼の中でコミカルな演出もあって、最後まで飽きずに見ることができた。
神風のハチマキをした日本人らしさを求めるCMプロデューサー、行為中のコンドーム配達、フランス人の娼婦とする時に物騒なことになると心配だから観ていて欲しいという男の所は特に良かった。←CMを撮るシーン
そんな中、主人公はよろず屋として引越し作業中に、依頼人である黒羽舞演じる憂げな女性に心を奪われてしまう。
しかし、その女性は外国人にしか関心がなくフランス男と常に一緒にいた。←下着姿で川のほとりにいる謎の女
この辺から、話の軸はその女性のストーリーと同時に進む形になる。
女性といるフランス男の1人が暴力かつ金を要求するひどい奴で、その女性は寂しさと恐怖からなんとかお金を工面しようとする。
そこでよろず屋を訪れ、雄一から金を受け取り、重たい箱を運んで欲しいと依頼した。
雄一は断りきれず、その箱を指示通り川に流す。
しかし、その箱の中身はフランス男の死体だった。
何事もなかったかのようにフランスでの生活に戻る雄一。
最後に原田芳雄が、忍者姿で現れ「これも俺の仕事の一つ」とかなんとか言って明るく終わる。←忍者に救われ危機一髪
俳優陣は今も活躍する人が多く、好きな人は若い頃の姿を観れて良いかもしれない。
もたいまさこ演じるフランス語が話せないため奇声でメイドにあれこれ指示を出す女性は印象的だった。
パリでの撮影ということで国際感覚の違いが描かれるかと思えば、そんなことは全くなく、当時の若者の姿を描写することにフォーカスされている。
コメディ要素で作品全体のかさ増しをしている感は否めないがそれなりに楽しめた。
俺は長男としてそう思った。
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動画配信サービス

VHSとの出会いのなかで得られるエンタメ体験も捨てがたい、、
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配信内容も結構な頻度で入れ替わるので、もう観れないと思っていた作品があるかも????(アマプラさん、昭和ウルトマンシリーズもう一度観れるようにしてください、、😭)
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最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。
VHSを観るためにはビデオデッキが必要です。
わざわざ面倒なことをしてまでこんな映像を観る必要があるのか、正直分かりません。
なんなら「面白くないね〜」と思いながらエンドロールまで観終わっちゃう場合が殆どです。
しかし、なんでもない時間を愛する力と宝探しのワクワク感が得られることは間違い無いでしょう。
それでは、みなさん良きVHSライフを!!
