
頭脳はついに、テクノロジー・ウォーズを生んだ!!
目次
作品情報
タイトル | ダウンロード 南無阿弥陀仏は愛の詩 |
監督 | りんたろう |
制作年度 | 1992 |
制作国 | 日本 |
声の出演 | 関俊彦/小山茉美/加藤精三/ 北村弘一/石塚運昇/二又一成/ 柿沼紫乃/龍田直樹/飛田展男/ 立木文彦/大森章督/田村和実/ 梅津秀行/篠原恵美/内藤透雄/ 掛川裕彦/佐藤浩之/菊池正美 |
原画 | 金田伊功 |
音楽 | かまやつひろし |
ジャンル | SF、アドベンチャー、アクション |
備考 | DVD未発売、OVA |

あらすじ・解説
スーパーハッカーと巨大企業のサイバーバトルを描くSFアクション。監督は手塚アニメでも知られる映像の魔術師・りんたろう。さらに、大胆な構図と迫力あるメカアクションで多くのファンをもつ金田伊功がキャラクターデザインと原画を担当。クライマックスのバイクアクションは金田イズム炸裂の必見シーンだ。音楽はかまやつひろし。おなじみのブルース・サウンドが、アナーキーな作風と見事に調和している。
寺の住職でありながら、スーパーハッカーというもうひとつの顔をもつ村田進之介・通称シド。巨大企業エチゴヤが軍事目的のプログラム“デスメール”で世界を牛耳ろうとしていることを知った彼は、その陰謀を阻止すべくサイバーバトルを仕掛けるのだった。
https://www.allcinema.net/cinema/
感想
話自体はとてもシンプル。
コンピューターネットワークと脳をつなげるシステムを悪用していた大企業を、女に弱い青年と謎の女と天才少年がチームになってやっつけるという話。
「ターミネーター」でいうところのスカイネットみたいなAIシステムが出てきて、みたいな分かりやすいSF的な未来設定はなく、時代もよくわからない近未来の日本的な架空都市でのアクションを描いている。
どちらかというとガジェットやバイクの作画や描写を楽しむ作品だと思う。人間を描くより明らかにそっちの方が手が込んでいた。←パトカー大集合
メインで出てきた女性は、幼なじみ役とセクシーお姉さん役という分かりやすい2役なのだが、セクシーお姉さん役の名前が「山本不二子」といういかにもな名前で潔い。最後に不二子伏線の回収もある。
個人的なフェティシズムとしては幼なじみ役のあからさまでない描写の方が良かった。←医者のお父さんの手伝いをしている幼なじみヨーコ
主人公が住職というのが謎で、「南無阿弥陀仏は愛の詩」という副題も含めて、あまりその設定は生かしきれていなかったが、服装として日本人っぽい雰囲気が出ていたのでキャラ設定としては分かりやすい。
そもそも1990年にPCエンジンで発売された『ダウンロード』というシューティングゲームのOVA化、から始まった作品のようなので無理な設定も多少は仕方がない。
総合商社が世界を牛耳って戦争に使うためにコンピュータを悪用しているというのが、1990年代の時代感から逃れられていない感は否めない。
発想はビデオドロームっぽいっちゃぽい。
しかし、その会社がチェーンメールを使ってドラッグ性のあるコンピューターウイルスを広めるという設定は、ある意味では現代のSNSや各種配信サービスといったインターネットそのものに中毒性が強くあることを考えると今っぽいような気もする。←ウイルスをダウンロードした青年
この作品を観る上で、キャラクターデザインと原画を担当している金田伊功という人物を少し頭に入れておくとより楽しめるはずなので、少しwikiから概要を引用しておく。
ロボットアニメなどにおいて緩急をつけながら舞うように動くアクロバティックなメカ表現やこれに通称「金田パース」と呼ばれる大胆に誇張された遠近感とポージングを加えた独特な作画スタイルを生み出し、日本のアニメーションにひとつの変革を起こした。「金田びかり」と呼ばれる実写のレンズの逆光で起きるゴーストを表現として取り入れられている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%94%B0%E4%BC%8A%E5%8A%9F
スタジオジブリ作品やロボットアニメの作画を多く手掛け、少ない枚数で動きを出すためのひとつの方策として動きの中割りを極端に省いたり、広角や魚眼のレンズで見たような視点といったアイデアを積み重ねて確立した独特の描写は、宮崎駿にも評価され、多くのフォロワーを生み出した。←バイクとトラックが道を駆け抜けるシーン。
いや、正直、全然知らなかった。
ストーリーとSF描写は物足りないが、アニメと言えば今も昔も、メカと女の子、という要素は変わらずメインコンテンツである事を再確認した。
俺は長男としてそう思った。
ネット在庫情報
動画配信サービス

VHSとの出会いのなかで得られるエンタメ体験も捨てがたい、、
しかし、ご自宅や出先で気軽に楽しめる各種動画配信サービスが沢山あります!!!
たった一つのストリーミングサービスに登録するだけで数万〜数十万の動画コンテンツを観れてしまうなんて、、、、、
配信内容も結構な頻度で入れ替わるので、もう観れないと思っていた作品があるかも????(アマプラさん、昭和ウルトラマンシリーズもう一度観れるようにしてください、、😭)
・『dTV』 (音楽・アニメに強い)

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最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。
VHSを観るためにはビデオデッキが必要です。
しかも、VHSビデオデッキは既に生産が終了しています。
持っていない方は中古で手に入れる必要があります。
わざわざ面倒なことをしてまでこんな映像を観る必要があるのか、正直分かりません。
なんなら「面白くないね〜」と思いながらエンドロールまで観終わっちゃう場合が殆どです。
しかし、なんでもない時間を愛する力と宝探しのワクワク感が得られることは間違い無いでしょう。
その全てが映像体験となって、記憶に刻まれてゆくのです。
それでは、みなさん良きVHSライフを!!
