マニアの間で話題騒然!!

目次
作品情報
タイトル 原題 | レイダース/失われたゾンビ RAIDERS OF THE LIVING DEAD |
監督 | サミュエル・M・シャーマン |
制作年度 | 1986 |
制作国 | アメリカ |
出演者 | スコット・シュワルツ ダナ・アサリ ロバート・デイヴィ ボブ・アレン |
脚本 | サミュエル・M・シャーマン ブレット・パイパー |
音楽 | ジョージ・エドワード・オット |
ジャンル | アクション、ホラー |
備考 | 劇場未公開、DVD未発売 |

あらすじ・解説
ゾンビに襲われ仲間を殺された記者が裏に隠された秘密を探り出すと、かつて受刑者を実験台にしていた研究施設があったことが判明する。記者は成り行きで係わる羽目になった医者と発明マニアの少年を伴い施設跡地の廃墟に潜入するが、ゾンビたちが現れて彼らに襲いかかる。
♪ゾンビが俺を追ってくる~♪という主題歌からして力が抜けそうなスーパー・チープ・ホラー。バラバラでつながりが分からないエピソードと安易な物語、下手な撮影、演技など論外の役者たち、緊張感ゼロ以下の演出、カリグラフ(フィルム面に直接キズをつける方法によるアニメーション)で書き込んだ光線が情けない特殊効果、どれをとっても素人の手によるもので赤の他人から金を取って見せるレベルに達していない。いや、無料でも失礼だ。
https://www.allcinema.net/cinema/
感想
大方の人は、予想がついているだろうがこの映画は「インディ・ジョーンズ」シリーズとは一ミリの関係もない。
インディが着けているハットや宝探し要素もない。
ただのB級ゾンビ映画だ。

話の始まり方が突然でよくわからない。
核廃棄物を輸送しているタンカーを盗んだテロリストが警察と追いかけっこした挙句、感電して死んでしまう。
この追いかけっこがクソ長くて笑えた。
追いかけっこの長さはB級映画では頻出の作法である。


そこからがよくわからないんだけど、死者蘇生の取材をしに来た新聞記者がゾンビに襲われながら真相を突き止めようとする流れになる。
話があちこち行ったり来たり場面が切り替わっていくので話をうまく咀嚼できないまま進んでいく。
序盤はアウト!なレベルで音楽に頼りっきりの悠長なシーンが続いていく。
後半からグッとストーリーは回収させていこうという荒技っぷりは清々しさすら感じる。

ロックムーア刑務所というかつて島にあった刑務所では電気椅子によって毎日処刑がされていた。
そこの精神科医は遺体を最後まで渡さなかったらしい。
今は刑務所は閉鎖され、精神科医は行方不明になっている。
ふむふむ、っていやなるか!!

閉鎖された刑務所を探査するくだりは「レイダース/失われたアーク」の遺跡を探窟している時に近い雰囲気があるっちゃあるかもしれない。多分ない。

何よりもレイダースと違うのはちびっこ大活躍ムービーである点だ。
おじいちゃんの家にあったL D(レーザーディスク=V H S同様かつての映像記録媒体)の再生機が故障する。

少年が再生機を修理中にレーザーの誤作動から飼ってたハムスターが死んでしまう。
これは何かに使えると思った彼は、技術を改良してレーザー銃をこしらえてしまう。

少年の知識半端なさすぎやろというのさておき、この銃が後にほとんどのゾンビをやっつけることとなる。
正直、この奇跡がなかったら無理だったよ?
みんなはもっと、彼に感謝したほうがいい。

最後、主人公よく関係のわからない女性と肩抱き寄せあってる場合じゃないよ。
俺は長男としてそう思った。
ネット在庫情報
・Amazon
見つかりませんでした。・楽天
・その他
なし
最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。
VHSを観るためにはビデオデッキが必要です。
わざわざ面倒なことをしてまでこんな映像を観る必要があるのか、正直分かりません。
なんなら「面白くないね〜」と思いながらエンドロールまで観終わっちゃう場合が殆どです。
しかし、なんでもない時間を愛する力と宝探しのワクワク感が得られることは間違い無いでしょう。
それでは、みなさん良きVHSライフを!!

これが1万5千円で売られてたなんて…当時購入した人の心境を考えると中々これはw
笑っちゃいますね。映画を何回も見れる、ということに対する価値だったんだとは思いますが笑